香港に数々のトレッキングコースがあるのをご存知だろうか。
いきなり話がそれるが、トレッキング、ハイキング、登山・・・どう違うのか?わからなくて調べてみると、「登山」は山頂を目指して登ること。「トレッキング」や「ハイキング」は必ずしも山頂を目指すものではなく、主に山の麓を中心に山道を歩くことを楽しむのが「トレッキング」。「ハイキング」は起伏の少ない高原や野山などを楽しみながら歩くことを指すらしい。
さて、香港トレッキングの話。
先日、初めて香港へ行くと話したら「香港にはいいトレッキングコースがあるから、行ってみたらどうか。」と74歳の父に勧められた。
香港と言えば、ネットなどでは必ず目にするビクトリア・ピークからのぞむ高層ビル群。狭いエリアに高いビルが密集していて、人も多く暑く、ごちゃっとしたイメージ。もともと香港にほぼ興味がなかったわたしは、そんな人ごみの街を楽しめるだろうかと不安さえ感じていた。まさか、わざわざ行くほど素敵なトレッキングコースがあるなんて思いもよらなかった。
わたしの父は、肝機能の数値が上がり始め中年太りが気になりだした40代から、健康のためにとマラソンを始めた。「どうせ長続きしないだろう」という家族全員の予想を見事にくつがえし、いまに至るまで30年以上走り続けている。
最初は家のすぐそばの河川敷を数キロ、そのうち雨の日も走りたい、水を持って走るのは大変だとジムに通うようになった。フルマラソンはもちろん、最近はリタイアすることが増えたものの100kmマラソンやトライアスロンにも参加している。すでに健康を通り越して「毎日走らないとスッキリしない体」のようだ。
一緒に走る仲間もいて、全国各地の大会へ赴いては共に楽しんでいる。これほど続いている秘訣は、彼の性格もあるだろうが、とにかく楽しむことなんだろうと見ていて感じる。大会では記録や順位のことは一切気にせず、毎回スタートラインに無事立てたことを喜んでいる。何より走ったあとに仲間と飲むお酒が最高においしいようで、もはやそのために走っていると言っても過言ではないらしい。
そんな父が「元気なうちに海外でも走ったり登ったり(飲んだり)してみたい」と言い始め、ホノルルマラソンの次に行ったのが香港でのトレッキングだった。
父から旅行前に手渡されたのは、香港政府観光局が発行している日本語版オールカラーの「香港ハイキング&サイクリングガイド」という小冊子。そして、香港在住のマラソン仲間がくれたという『香港を知るための60章』(吉川雅之・倉田徹 編著/明石書店/2016)の最後にある「トレッキング」というコラムのプリント。
「トレッキング?香港で?そんなにいいの??」と期待していなかったわたしは、このふたつに目を通して一気にテンションが上がった。「ここ、行きたい!!」と心が湧き立った。
というわけで、今回から何回かにわけて香港トレキングについて書こうと思う。すでに行ったことがある方や興味がある方など、ご感想をいただけると嬉しい。(つづく)
[※参考文献]
「香港ハイキング&サイクリングガイド」の小冊子は、香港政府観光局のHPに電子版が載っていたので、ご参考までに。
香港政府観光局の「豊かな自然」を案内するページもおすすめ。
わたしには難しくてコラムしか読んでないけれど、『香港を知るための60章』も興味がある方はぜひ。(MK)
いきなり話がそれるが、トレッキング、ハイキング、登山・・・どう違うのか?わからなくて調べてみると、「登山」は山頂を目指して登ること。「トレッキング」や「ハイキング」は必ずしも山頂を目指すものではなく、主に山の麓を中心に山道を歩くことを楽しむのが「トレッキング」。「ハイキング」は起伏の少ない高原や野山などを楽しみながら歩くことを指すらしい。
さて、香港トレッキングの話。
先日、初めて香港へ行くと話したら「香港にはいいトレッキングコースがあるから、行ってみたらどうか。」と74歳の父に勧められた。
香港と言えば、ネットなどでは必ず目にするビクトリア・ピークからのぞむ高層ビル群。狭いエリアに高いビルが密集していて、人も多く暑く、ごちゃっとしたイメージ。もともと香港にほぼ興味がなかったわたしは、そんな人ごみの街を楽しめるだろうかと不安さえ感じていた。まさか、わざわざ行くほど素敵なトレッキングコースがあるなんて思いもよらなかった。
わたしの父は、肝機能の数値が上がり始め中年太りが気になりだした40代から、健康のためにとマラソンを始めた。「どうせ長続きしないだろう」という家族全員の予想を見事にくつがえし、いまに至るまで30年以上走り続けている。
最初は家のすぐそばの河川敷を数キロ、そのうち雨の日も走りたい、水を持って走るのは大変だとジムに通うようになった。フルマラソンはもちろん、最近はリタイアすることが増えたものの100kmマラソンやトライアスロンにも参加している。すでに健康を通り越して「毎日走らないとスッキリしない体」のようだ。
一緒に走る仲間もいて、全国各地の大会へ赴いては共に楽しんでいる。これほど続いている秘訣は、彼の性格もあるだろうが、とにかく楽しむことなんだろうと見ていて感じる。大会では記録や順位のことは一切気にせず、毎回スタートラインに無事立てたことを喜んでいる。何より走ったあとに仲間と飲むお酒が最高においしいようで、もはやそのために走っていると言っても過言ではないらしい。
そんな父が「元気なうちに海外でも走ったり登ったり(飲んだり)してみたい」と言い始め、ホノルルマラソンの次に行ったのが香港でのトレッキングだった。
父から旅行前に手渡されたのは、香港政府観光局が発行している日本語版オールカラーの「香港ハイキング&サイクリングガイド」という小冊子。そして、香港在住のマラソン仲間がくれたという『香港を知るための60章』(吉川雅之・倉田徹 編著/明石書店/2016)の最後にある「トレッキング」というコラムのプリント。
「トレッキング?香港で?そんなにいいの??」と期待していなかったわたしは、このふたつに目を通して一気にテンションが上がった。「ここ、行きたい!!」と心が湧き立った。
というわけで、今回から何回かにわけて香港トレキングについて書こうと思う。すでに行ったことがある方や興味がある方など、ご感想をいただけると嬉しい。(つづく)
[※参考文献]
「香港ハイキング&サイクリングガイド」の小冊子は、香港政府観光局のHPに電子版が載っていたので、ご参考までに。
香港政府観光局の「豊かな自然」を案内するページもおすすめ。
わたしには難しくてコラムしか読んでないけれど、『香港を知るための60章』も興味がある方はぜひ。(MK)