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晴耕雨読

5/27/2016

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雨が降っているので、畑には出られず屋内で仕事をすることにする。身体を動かしている方が何かをしている実感があり好きなのだが、たまには頭を使う仕事をするのも悪くはない。どちらも没頭して出来るかどうかが全て。

丹後半島に移り住んで狩猟と農業をしようと思ったのが2年前。まずは野菜を作ろうと家の近くに畑を借りたけれど養蜂や養鶏も面白いしヤギを飼うのもいいだろうと思い始め、でも何をするにもとにかくまずは草刈りをしなければいけないことには変わりないまま時間だけが過ぎ去って今に至る。今年こそは養蜂箱をデザインしてと思っていたのにいつの間にか分蜂シーズンは終わり、そうこうしているうちに新井の棚田の田植えが始まりそちらの手伝いもあり、あちらを少しこちらを少し手伝っている間にも時間は経っていく。これではいかんと草刈りは少なくともしてしまおうと今週頑張るはずが、今日の雨。歯車が合わないのはすべてこちらの責任。

企画すべきプロジェクトが5本ほどあり、どこから手を付けるか。優先順位はどれも高いので周りとうまく連携しながら進めないといけないけれど、なかなか捗らない部分も出てきたりしてその調整もどうするか。チームワークが試される場面でいかにスムーズに物事を運ぶか力量が問われる。非営利組織、営利組織、それぞれ運用スタイルは異なるのでその辺りも課題か。

ALL Tangoも2016年度の事業計画を作り、9月1日からの法人化に向けて準備しなければならないことがたくさんあるけれど、プログラムを組み立てたりする必要もあるのでそれはそれで大変。仕事があるのはありがたいことなので、がむしゃらに働かないと。

世の中の動きとリンクしながら(つまり影響を受けたり与えたりしながら)、前に進むためにはこちらの発信力と受容力を磨かないといけない。もっと多くの人に丹後エリアの魅力を伝えて体験してしてもらえるようにマーケティングやデザインのセンスを磨きながらALL Tangoの活動を軌道に乗せる。9月1日からロケットスタートできるようにエネルギーを蓄えないと、と外の雨を見ながらつらつらと考えている。

さて、そろそろ具体的な事業計画づくりに入ることにしましょうか。


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内山ブナ林と焚き火BAR

5/2/2016

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昔暮らしワークショップの裏プログラムとして準備していた内山ブナ林ウォーク。鶏を絞めて命を頂く意味を深く考えるワークショップを、民家苑という古民家のある場所で行うのは、おそらくこれからも継続するプログラムだと自負していますが(マーケティングの方法はもう少し考えないといけない)、今回そこに新たに加わったのが、「内山ブナ林」と「焚き火BAR」。もちろんまだまだ荒削りな部分もあるのでこれから磨きをかけていかないといけないけれど、実際に企画運営していて「これはすごい」と思えたのが、意外と言っては語弊がありますがこの2つのプログラム。前回ジビエナイトで合鴨を絞めているので鶏絞めに少しは慣れがあったのは事実ですが、それを割り引いても2つのプログラムにはこちらの想像をはるかに超える喜びがありました。実際何がそんなに良いのか、少し文章にしてみようと思います。

まずは「内山ブナ林」から。天気が良いことはとてもとても重要。今回は、空は晴れ渡ってはいるが暑すぎない山登りには最高のコンディションでした。五十河の民家苑からブナハウスまでは車で移動。五十河の集落を抜け、丹後スペースクラブ天文館の横を通り過ぎ(星をゆっくりと見るワークショップを必ずここでやりたい)、舗装された道が砂利道に変わっていき、どうしてこんなところにコンクリートでダムのようなものを作らないといけないのかと思える建造物の横を過ぎ、どんどん山道を上がっていくとブナハウスへ到着。ここですでに標高500メートルはあるでしょうか。車はそこに停め、準備体操をして出発。

実は内山ブナ林のコースは2万5千分の一の地図には載っていません。さらに言えば、内山は標高702メートルと丹後半島の中でもかなり高い(ひょっとしたら一番高い)山であるにもかかわらず、地図に名前も載ってない。なのであまり知られていないのかもしれませんが山道はきちんと整備され、ところどころ急峻な場所もあり、高さは200メートル位しか登らないのに山登りをしている感覚が濃厚に味わえます。とくにこの季節は、なんといってもブナの新緑がそれはそれは鮮やかで「目にも鮮やかな」という表現とはこのことを言うのかと目から鱗の体験でした。植生もいろいろでもう少し知識を蓄えないと、という気持ちにもさせられます。春の森を歩く気分は実に爽快。京都市内からだと芦生の森の方が近いのでブナ林だったらそちらが良いだろうなと思っていましたが、どうしてどうして。そちらもいいですがこちらもいいですよ、と自信を持っておすすめできます。地図に載ってないのがいろんな意味でとても良い。

適度の疲労を感じながら民家苑に戻ると、なんだか昔からずっとここに住んでいたような感覚になります。それくらい、民家苑が身体に馴染む場所ということかもしれません。夜はそんな民家苑で焚き火BAR。焚き火が出来ることがまずとても贅沢なことだとは不思議な気分になりますが、やはり焚き火は良い。そんなことは知ってるよ、という方に対しても焚き火BARをおすすめできるのは「音楽」があるから。どっしりとしたスピーカーから流れるきちんとセレクトされた音楽が満天の星空の下で鳴り響く中で焚き火を見ながら酒を飲んだこと、ありますか? 独特のリズムを刻むアフリカの民族音楽がすっと身体に入って来るので、「和」とは言い得て妙だと気付きました。茅葺の古民家で聴くDJのセレクション。それはそれは素敵な時間でした。

ALL Tangoは丹後のライフスタイルを、それも日本だけでなく世界中の人たちに喜んでもらえるようなライフスタイルを提案していきたいと考えていますが、今回の民家苑でのプログラムがとても重要な核になるであろう感覚があります。さまざまに微調整を加えては行きますが、基本形は出来たと思えたのがとても大きな収穫。今後の展開にもぜひご注目ください。(KT)

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    スタッフ間で共有している考え、我々が大切だと感じていること、運営に関すること、などを真面目に語ります。週に一回を目途に更新予定。

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